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2011/05/02 (Mon) 家族、いのち。

昨日は、父の誕生日。

以前、地元産の無添加ワインを呑んで
「いやーうまい!これはうまいなあ!」
と言っていたけど、なかなか見当たらなかった。
ちょうどお酒屋さんがあったので、寄ってみたらあったのだ。

それを持って実家に行った。
ワインを発見したときや、「きっと喜ぶなあ♪」
と思いながら過ごした昨日から今日は、なんだか幸せだった。







出かけていた父を待つまでの間、母とまた、たくさん話しをした。
UstreamやYoutubeの動画を一緒に見たり、
母が新聞で見たという
今回、日本国籍を取得し日本に帰化したという
ドナルド・キーン氏のことを聞いたり。

「私はあなたとこうして話してるおかげで、
 時代に乗り遅れずに済むわ」
と母は言い、そういうことをストレートに言う母は、さすがだと思った。

「私はね、もしも自分が溺れて死にそうになった時、
 目の前に子供がいたら助けなさい、っていう育て方をしたと思うの。
 だけどお父さんは、何が何でも自分は生き残るんだ、
 死んでたまるか、自分は生きるんだって決めろ、って
 あなたたちに言ってて、私にはそれが納得行かなかった。
 だけど今回テレビを見てて、避難所のお年寄りの人たちが、
 てんでんに生きた、って言った後に涙をボロボロッと流すのを見て、
 そうか、そうなんだな、それぞれに生きるんだな、と思ったの」

「てんでん?」と思ったけど、「津波てんでんこ」という
津波の多い三陸地方に、古くから
言い伝えられている言葉があるのだそうだ。
津波のときは、家族にも構わずてんでんばらばらに、自分の責任で逃げろ、
というような意味らしい。
それを言ったんだな、と思う。

私が、私の命の源である自分自身を信じることと、
母が母の命を信じることは、同じだ。







それから、
こないだ、女子4人で「それぞれ、花に例えると?」って話しで
私のイメージは「水仙」「百合」と言われて
結構意外、とも思いつつ、それぞれが写してる
私の部分がどの辺りか、というのが解った気がした。
という話しをした。

母 へええ。お母さんは何の花?
私 う~ん…、そうねえ、山百合かなあ?
母 あら、そんな香る花?
私 (え、香るのか山百合って。)うん、結構大きく咲く花のイメージ。
母 へええ!お父さんが一番好きな花よ、山百合って。
私 あ、そうなんだ?
母 後で帰ったら聞いてみたら?










待ちに待った種まきシーズン、ということで
意気揚々とトマトやきゅうりの苗を買って来た父に、
「植えるか?」
と誘われて、裏庭で一緒に苗植え。

土の匂いは懐かしくて柔らかで、
この夏も毎朝、瑞々しいトマトやきゅうりを台所の窓越しに
父が母へ渡し、食卓に並ぶのだろう、と思った。
数を数えるのがこの上なく大好きな母は、
やはりトマトの収穫数も、毎日カレンダーに
「正」の字で書き足して行き、
「今年は300越えた!」とか言って喜ぶのだ。

肥料も農薬も何も使わないで、土と太陽と雨と
その他諸々、諸々、諸々の連携プレーで
2~3本の苗から数百の実がなり、
それを食べられるって、最上級の幸福。

夕方さっそく「いただくよ」と、
渡したワインを嬉しそうに呑み始めた。









そろそろ帰ろうと支度を始めると、
ほろ酔い加減の父が「ちょっとだけ、肩揉んでくれ」と言い、
私はいつものように手を当てて、あまり力を入れず
ここだ、と思うポイントを刺激した。

どんどんどんどん身体中が熱くなり、次第に汗ばんできた。
ここまで熱くなったのは初めて。
「はい、おしまい」と手を離すと、
黙って座っていた父は「いや~楽になった!!」
と、それまでより数段声のトーンが上がっていた。
私、何だか、パワーアップしてる気がする。

すっかり忘れて帰ろうとした私に、母は台所の奥から
「お父さんに聞いてみた?」と誘い、
心の中で「はいはい」と苦笑いしながら
「ああ、お父さん、一番好きな花って何?」
と聞いてみた(聞かされた)。

「えー?花ー?んー?」
と、しばらく考えあぐねた末に、「百合とかかな、香りのする花。」と言った。
「ね☆バッチリ!」と、遠くから嬉しそうに叫ぶ母。
「お母さんは山百合のイメージ、ってレイコが言うから、
 お父さんは山百合が一番好きなのよ、って言ったの。ね」
「は?鬼百合じゃないのか?」と茶化す父。

「うーん、あとは…百合とか…水仙も好きだな。」
私は、きっと父好みの、母のような人に育ったんだなぁ、と思った。

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