2010・07
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2010/07/19 (Mon) かつて母の子宮にいた人たちへ

ファミレスにて、入稿前のゲラを最終チェック。

原稿の束を前に、
赤ペンを持って読み込む姿は仕事人ぽいじゃん?
…なんて。

デザイン事務所に入社する時、
最初にしたのが眼鏡を買ったこと
(当時はやってたフレームの太い眼鏡は
 なんか、デザイナーっぽい!と思ってた私)。

あまり形から入るタイプじゃないけど、
気分転換というか、
編集者→デザイナーの切替と思ったの。






入稿前夜、
「怖くて原稿が手放せません」と言ったら
「そんな風に思ったらいつまでも手放せないよ」と
編集長に言われたっけ。

だって本ができ上がってから見つける
誤字脱字のショックといったらない。
だけど見れば見るほど、妙なところが気になったりして。

今回の場合、誤字脱字をチェックする意味より、
この原稿から私が何を受け取るかという事の方が興味深い。
むしろ、統一なんてしすぎないほうが生っぽくていい、
と思ってあまりそこにはこだわらなかった。

言葉はエネルギー。
このエネルギーを、私の中に充満させたい。
そんな気分。

何度も何度も読み返せる、編集の仕事は役得だなあ。
何度読み返しても新たな面が見えて、
そのたびに立ち止まり、感じ、深く染み渡るポイントがある。
私というパイプの淀みや詰まりを、お掃除してくれるような。
そんな本。








ファミレスにたどり着くまでに、一度泣いた。

昨日まで、寝不足と思考的な日々で、
あまり感情に触れたものを味わう余裕がなかったのかな。
ここに来て、疲労している場合ではない。
と、涼しい時間(夜)にちゃんと寝たせいか。

この原稿に関わってから、私にはある思いが消えない。

私はこれを数多くの人に読んで欲しいと思う。
そのために色々動いてみていてる。

だけど一番読んで欲しいのは、一番身近な存在なんだな。
家族、恋人。
彼らに伝えたい事を、この本が代弁してくれる。
そんな気がしている。






私が言いたい事なんて、ずっと昔から変わってなくて、
一言で言えてしまうんだ。

愛してます。
愛して下さい。
それだけ。

それを私は、色々考えたり感じたり、
学んだりしながら生きて来たんだ。

泣いたり、話したり、黙ったり、怒ったり、一生懸命。

もちろん、これからもそれをコロコロと転がしながら
学んでくんだけど。

車の中で、
自分を大切にする、自分を愛するって、どうやるんだろ?
って
そんな事を考えてるうちに、
そんな事も知らない自分に泣けて来た。
そうか、こうやって泣く事も私を大切にするひとつだよね。



自分に甘いとたまに言われる。
そうなのかも知れない。
だけど私は自分を縛ったり、戒めたり、ストイックに生きる事を
ずいぶん長い事やって来たと思ってるから、それを許してるんだよ。
自分を赦す事ができたら、
もっともっと
人を受け入れたり理解したりできると思うんだよ。





今回、携わらせていただいた本は、私が今まで生きて来る中で
なぜ私は編集者になったのか
なぜ私は言葉に執着したのか
なぜ私は伝えたいのか
なぜ私は私の身体で感じる事を信じるのか。
そういうものが、一層クリアになりました。





私は、愛を伝えるために生きて来たんだ。
そんなこと、ずっと解ってたつもりだったけど、
また改めて、というか、もっともっと。ちゃんと。
夢を叶えるという事は、諦めないという事。
数年越しで、信じていた想いに帰って来られた。







原稿を初めて受け取った日、文字の羅列から心音が聞こえた。
初めての経験。

ドクン、ドクン…。
命が宿ってる。そう感じた。
そしてそれを世に送る役目として、
著者の方は私を「お産婆さん」とおっしゃった。

まさしく、まるで我が子のように愛おしく、
この世に生を受け、人々の心のひだに触れながら、
きっと、必ず大きく成長して行く。
そう確信しています。






打ち合わせから帰る道すがら、
私がやりたくて仕方なかった事を、
やり遂げている一人の女性が
こんなにも身近にいた、という事実に
改めて深く感動してしまいました。




私がこの本にキャッチコピーを付けるなら、
「かつて母の子宮にいた人たちへ」

私のように、大切な人たちに、伝えたい想いを伝えたい人。
人と心を通わせ、ぬくもりをしっかりと味わいたい人に。
親になる人、親になった人にも。
ぜひ読んでいただきたい本です。




今月31日、イベントで先行販売です(イベントについての詳細はこちら)。

この産声を聞いたら、私はまた泣いてしまうんじゃないかな。
それも今から、楽しみです。



sample_opt.jpg
↑サンプル。

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